生きていく山道の途中の険しさや煩わしさを、その道端に投げ出してしまいたい。あとはもう、振り返りたくないのだ。ヘンゼルとグレーテルのパン屑みたいに、ほんとうは。暗い森を一刻も早く抜け出したいのだけれども出口は見つからずに、今夜も眠る前には死…
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